台東区 谷中・上野桜木 お墓参りは命をいただいた先祖に感謝を伝えて命の尊さを再確認する最高の機会。
私は、台東区に生まれ、幼い時からお寺が多くある環境で育ちました。
なので、身近にお坊さんの知人が多いです。
先日、58才の息子が20代の嫁と80才代の母を虐待、転落死というニュースを耳にして
お盆の時、先祖に対する感謝の心、お墓参りの作法のお話をしたのを思い出しました。
お墓参りの作法は、地域によってさまざまな風習やしきたりがあり「正しいお墓参り」の方法を
一般に言うことはできないそうです。
ただ、心を形に表すのが作法や儀式であるという観点からみると、現代のお墓参りは、
形だけ継承されて、大切な心の部分が、おざなりにされつつあるように感じているそうです。
お墓に供えるお供物は、それぞれ意味があるそうです。
お墓に水をかけるのは、綺麗にする。命の源である水をかけることによって、お墓に眠るご先祖様の魂の復活を願う意味。
線香は、 香りのお供え、花は、美しいものを捧げる お供え。
そもそも、自分にとって大切なものを仏様にちょうだいしていただくという意味合いがあるそうです。
「自分にとって大切なもの」 には、執着心やこだわりを伴うので、その心を解放 して、大切なものを
差し上げるのが、供養です。供養は、亡き人への感謝であると同時に、自己中心的な心から離れるための修行でもあるそうです。
お供え物の最大の意味合いは、「気持ち」ですので、喜んでもらおうという感覚で亡くなった方の好物をお供えするのが良いそうです。
お墓参りの時期や回数には、特別なルールがありません。近ければ、散歩がてらに毎日でもいいそうです。
私たちは、父と母から生まれ、その父母にもそれぞれ両親がいます。10代では204人、30代さかのぼると
2億1000人以上の先祖がいらして、そのうちの1人でも欠けていたら、今の自分は存在しないということになります。
私たちの誰もが、そうした壮大な命の流れの中でこの世に生を受けた、「ありがたい存在」なのです。
お墓参りは、命をいただいたご先祖様に感謝を伝える、先祖供養の機会であると同時に、自分の命の尊さを
再確認する機会でもあります。私は、家族そろってのお墓参りをし、それを契機に、家族みんなで命のつながりを実感し、
息子、娘、孫に「命のありがたさ」を伝えたいと思っています。

